イノ・ウエの独り言 
井ノ上が日頃”椅子張り職人”として感じたこと

2010年 1月 22日
「第7回 人づくり・ものづくり フェア東京」に椅子張り技能士として参加

東京都椅子張り技能士会という技能士の会がありますが、アラ・カワも2級椅子張り技能士の試験をパスしたのを期に入会しました。23歳の時でしたのでもう13年も前のことです。1級椅子張り技能試験をパスしてから椅子張り技能士会にも徐々に顔を出すようになっております。

そんな中、椅子張り技能士会から毎年出展している「第7回 人づくり・ものづくり フェア東京」用に実用スツールを製作して出展して欲しいという要望があり、AZUMAでは4人で1個ずつスツールを製作し出展しました。

そのときにアラ・カワ製作したスツールと当日の様子をレポートします。

お題は、50cmx50cmx50cm(50立方cm)以内の実用スツール

アラ・カワが考えたのは、題して「2WAY ふんわかサイコロスツール」。

通常はちょっと柔らかめな40cm立方のサイコロスツールですが、人が来たときなどにはその中から4枚のクッションを取りだして、しっかりとした座布団として使用できます。

いろいろな案が浮かびましたが、せっかくなのでちょっと楽しみのあるスツールを考えてみました。

皆さんはこのスツールをどう思われましたか?

きっと生活スタイルとしてあってくる方にとってはそれなりに魅力的な使い勝手かと思います。

座布団用のクッションを4枚重ねるとクッションとクッションの角部分がどうしてもへこんでしまうためこのままカバーをかぶせてもその凹凸がカバー越しに出てしまうため、アラ・カワの工夫はサイコロスツールのカバーを厚手の綿と一緒にキルティングで仕上げることで、カバー自身に凹凸を作ってしまうこと。

これが功を奏して、とてもふんわかとした柔らかいイメージのカバーができあがりました。

出展された各々のスツールは1個5000円で販売されるのでこれは買いです。
製作する場合は材料費と手間で4万円?5万円になってしまうからです。
このスツールを購入してくださったお客様どうぞ楽しんでお使いください。

また、出展されたスツールは人気投票が行われました。
全部で20点ほど出展されたスツールの中で1位になると出展者は表彰されるそうです。

毎年、椅子張り技能士会のブースでは出展の椅子を販売しておりこれを目当てに初日の開始時間に駆けつけてくださる方々がいらっしゃるそうです。

左の写真は椅子張り体験コーナー。
ちょこっと腰掛ける木部にウレタンフォームを付け、布地を被せて、鋲をたたき込んで張っていきます。
体験された皆さんは慣れない手つきでしたが、楽しそうに鋲を叩いて椅子張りを体験。
自分で張り上げた椅子はお持ち帰り。毎年来ていただいているファンも多いようです。体験は有料で800円。
 

左の写真は昨年の椅子張り体験の椅子の上に革の端材で作られた「COW」。この「COW」が人気で一人で数個購入してくださる方が多く見受けられました。

右の写真は革の落としを販売風景。椅子用の革に触れるのもなかなかありませんのでご来場者の方々は興味津々。椅子張り何十年の親方達に訪ねながら興味のある方は購入してくださいました。椅子張りの落としは大きいので普段からもったいない端材なのです。

来年の「第8回 人づくり・ものづくり フェア東京」には皆様もどうぞご来場いただき、出展の椅子を購入されたり、人気投票に参加されたり、体験で椅子を張ってみたり、クッションや革などを購入してみたり一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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ウレタンフォーム かぶせ キルティング

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