ぐらつき修理
ReChair椅子張り用語集

ダイニングチェアなどのぐらつき修理が多いですが、接着部分の接着がゆるんで腰掛けたときにぐらぐらする症状を修理すること。
足の長さが違うために足カットなどが必要な修理はがたつき修理。

ぐらつき修理可能な状態

ぐらつき修理可能な状態

動画で見るダイニングチェアぐらつきのチェック方法

ダイニングチェアのぐらつきに関して、お預かり前に御自身で一度チェックを行っていただくと良いかと存じます。
私どもが行っているぐらつき修理のチェック方法を動画にしましたので参考になさってください。

[00:00] 前後方向に対して後ろ脚のぐらつきをチェック
[00:49] 横方向に対して前脚のぐらつきをチェック
[01:17] 前後方向に対して前脚のぐらつきをチェック

ダイニングチェアのぐらつき修理について

ダイニングチェアのぐらつき修理に関して、大きく2通りに分かれます。
1.ぐらつき修理の際に必ず張り替え加工を伴う場合
2.ぐらつき修理と張り替えをそれぞれ加工を分けて行える場合

しっかりとぐらつき修理を行える椅子
ぐらつき修理はグラグラするほどしっかりと木部をバラしてホゾやダボのかみ合わせなども調整しながら修理することができます。

ぐらつき修理の難しい椅子
椅子の右脚のみぐらついていて左脚はしっかり付いておりびくともしない場合や、その箇所で上下2箇所の接着箇所の内、上のみ接着効果が切れており、下はしっかりついている場合などは、その部分をしっかりとばらすことができません。ばらすことができなければダボやホゾのかみ合わせを調整することが出来ません。
張り替え時期でなければぐらつき修理を行えない場合はできる限りのぐらつき修理をお勧めしますが、張り替えと加工を分けられる場合はぐらつきがはっきりと出て、しっかりとぐらつき修理を行える段階を待ってのぐらつき修理をお勧めすることが多いです。

ぐらつき修理と張り替えをそれぞれ加工を分けて行える場合

座面を板や枠に張り込んでいる場合は、本体に座面をネジで固定しているため、ネジを外して座面を取り除けば、すぐにぐらつき修理に取りかかることができるため、張り替え時期でなくともぐらつき修理を行うことができます。そのため、張り替え時期に無理にぐらつき修理を行わなくても、しっかりとぐらつき修理をできる時期になってからぐらつき修理のみの対応も可能です。
以下の様な手順での作業となります。

1.座面を固定しているネジを取り除く
2.ぐらつき修理
3.座面とネジで固定

ぐらつき修理の際に必ず張り替え加工を伴う場合

ダイニングチェアの座面の生地が木枠本体に直接生地を張り込まれている場合、木枠のぐらつき部分の修理のためには、座面に使用されている椅子生地やウレタンフォーム、支持材(鼓バネやウェービングテープ、パワフルメッシュなど)をすべて取り除かなければ修理を行うことができません。そのため、以下の様な手順での作業となるため、ぐらつき修理の他、張り替えの費用がかかることがほとんどです。そのため、このケースの場合、張り替え時期にぐらつき修理が可能な場合はぐらつき修理をお勧めしています。

1.生地を取り除く
2.ウレタンを取り除く
3.支持材を取り除く
4.ぐらつき修理
5.支持材を張り直す(再利用不可の場合交換)
6.ウレタンを付け直す(再利用不可の場合交換)
7.生地の張り直し(再利用不可の場合交換)
[関連椅子張り用語]:ウレタンフォーム鼓バネウェービングテープパワフルメッシュ椅子生地

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