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カタログNO_F1042

浜本工芸(濱本工芸)社製
ソファ張り替え

F1042 SU邸 「濱本工芸」社製 セパレートタイプのソファをつなげて1体型として張り替える

レビューを頂きました

カタログNO_F1042
使用した生地詳細はコチラ
UP4012?UP4015 UP4015(メーカー:サンゲツ)
織り柄/平織り/茶
きっかけ HPより 当社への連絡 見積もりフォーム
引取方法 家財宅急便 引取日 2004-07-14
依頼加工内容 工房での作業 お預かり期間 12日間
納品方法 家財宅急便 納品日 2004-07-26
納品場所 茨城県取手市 SU邸(個人宅)
納品住所 茨城県取手市
ご注文回数 初回

加工内容
製造メーカー 浜本工芸(濱本工芸)社製
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/木地だしタイプ / 3人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え / ウレタン交換 / 修理・補強
数 量 1本
生地 布地
柄/フェイス/織り 織り柄 / 平織り
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 3人掛け肘付きソファ張り替え加工費
@ 176,000 円(税別 160,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
・布地代、ウレタン代、リフォーム加工費、送料(小さな引っ越し便)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 ・3人掛けソファはセパレートタイプから一体型へリフォーム
・座面ウレタン交換
・送料(小さな引っ越し便)
Before & After
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before Photo11
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after Photo12
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before Photo11
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after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
浜本工芸(濱本工芸)社製
ソファ張り替え

HPをご覧いただき、濱本工芸社製の3人掛け肘付きソファ張り替えの件で「見積もりフォーム」よりお問い合わせいただきました。最初にお問い合わせいただいてから1年近く悩まれた末の、ソファ張り替えとなりました。3人掛けはセパレートタイプになっており、腰掛けて立ち上がるたびにソファがずれてしまい、このことが非常に気になっていたようで一体型のことも含めて、ついに張替のご依頼をいただくことにりました。一度すべてはがし木枠だけの状態にしてから木枠の状態で3体をつなぎ合わせて1体型とした。木枠が3人掛けとなってしまえば、あとは通常の3人掛け同様の下拵えと張り加工を行って仕上げることになります。


■今回SUさんには月刊誌「メイプル」(集英社)の取材にご協力いただきました。2004年9月1日発売の「メイプル」に見開き1ページでSU邸の張り替え前から張り替え完成までが掲載されました。


■月刊誌 【メイプル(集英社)】 掲載記事の紹介 (2004.9.1発売)

長く付き合うための「張り替え」
 「どうせ張り替えるなら、新品以上の満足感をもって帰ってほしい」
  ここまでできる張り替えのプロの技術

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before Photo21
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after Photo22
after
after Photo22

■依頼したお客さんは自分のソファが二度好きになる
 関越自動車道の所沢インターからほど近いところに、「東加工所」はあります。小さな事務所兼作業所ですが、今や年間300本近い椅子・ソファの張り替えを請け負う、知る人ぞ知る会社。
 「今は職人を増やしましたが、もともとは家族だけでやっていた会社ですからね」応対に出てくれた荒川さんはそういいます。「実はインターネットでの受注を受け付けたら、どんどん依頼が増えたんです。今では全国から依頼がくるんですよ。」
 それは、画面を通じて、仕上がりが見られるから。お客さんも仕上げを目で見られることが安心なのです。画面を見るとイタリア製や、ドイツ製のかなりの高級ソファも並んでいます。一流メーカーは社内にもサービス部門を持っているのになぜでしょう?
 「傷んだソファをもとの状態に戻すならメーカーの完璧でしょう。でも、うちは、どうせ張り替えるなら新品以上の満足感をお客さんにもってもらおうと思っているんですよ」と荒川さん。
 布地を張り替える時は、多くの場合、へたったウレタンも交換します。でも長年使っていると、もっと硬い方がよかったとか、もっと厚みがあるほうがよかったとか、不満点が出てくるもの。東加工所では、客の注文を細かく聞いて、ウレタンをかたどり、発注し、座り心地自体も改善します。
 さらに、木部に補強をしたり、塗り替えたり。当日作業中だったソファは、もともと1人がけの3ピースタイプだったものを動かないようにつないで3人がけにするという工程も入っていました。座面の高さを足す、などということも可能です。座り心地が変わると、「このソファ、こんなにいいものだったんだ!」となり、大切に長い期間使っていこうと、お客さんの見方も変わります。これが「新品以上の満足感」ということ。
 「私たちはマンツーマンでお客さんと、ソファに会って、希望を聞きます。それがお客さんに安心感をあたえているようですね。」

  集英社「メイプル」10月号 P.170より抜粋(2004.9.1発売)

ReChair椅子張り職人の仕事

記事(Before):まず依頼品を点検します。畝のある布地はくたびれて、本来の風合いを失っています。三分割の形態も使いにくい。
アラ・カワ:SUさんのご希望で3つのソファが腰掛けるたびにずれるのが気になるので1体化したいというご相談をいただきました。ソファが到着し固定の方法を検討しました。セパレートタイプは使ってみて重宝している方とSU邸のように使いづらいと思われる方と分かれるようです。
記事(1):よく見ると、肘側より、センターよりのウレタンがへたって、傾斜しているのがわかります。
アラ・カワ:ご自宅用の3人がけソファは真ん中部分のウレタンがへたってしまうケースがほとんどです。これは横になって使用することが多いためです。会議室や年配の方ご腰掛けられる場合は肘のある方に腰掛けることが多いため、真ん中よりも肘よりのほうがへたってしまうケースが多いようです。
記事(2):布地を選びます。こうした専門の布地以外にも、お客さんが持ち込んだプリント柄の布地なども使えます。
アラ・カワ:椅子張り用の布地や革、合成皮革などを総称して張り地と呼んでいますが、張り地は上記以外に各張地サンプル帳の中の豊富な種類色の中よりお選びいただくことができます。参考までにサイト内でもオンラインサンプル帳として一部を紹介しています。
 →オンラインサンプル帳(布地)  →オンラインサンプル帳(革)

茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(1)
茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(1)

記事(3):布地をはずすと、フレームとへたったウレタンが出てきます。ここで採寸し、使うウレタンを決めます。
アラ・カワ:座面の前の方はどうしてもつぶれてしまうものです。長年SUさんがご愛用されていた証でもあります。ウレタンは交換なのでこの部分は処分となります。
記事(4):シートがのる木枠やバネの部分なども点検。折れていたりしたら、交換、補強をします。
アラ・カワ:木枠だけとなるように剥がしてジョイントの方法を検討します。
記事(5):3つのソファのフレームをボルトと木ネジで固定。強度があり、かつ家具を傷つけない位置を探す。
アラ・カワ:SU邸のソファの場合、木枠と木枠を接着した後にボルトナットで締め固定しました。接着剤が乾いた時点で強度が出ます。その他、前台輪部分の木部を5mmずつカットし木枠の大きさに合わせました。

茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(3)
茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(3)

記事(6):これでフレームの改造は完了。化粧をしていないソファは意外に殺風景で、華奢な感じがします。
アラ・カワ:私たちAZUMAのイス張り職人の仕事は張り替えに限らずこの木枠の状態からソファとして完成させるまでの工程を請け負います。
記事(7):発注した新しいウレタンが到着、チップになった硬めのウレタンを増量し、座り心地を硬くしました。
アラ・カワ:ウレタンの硬さはどのウレタンを使用する厚みに対してどの割合で使用するかで決まります。その硬さは、SUさんとの打ち合わせの中でオリジナルと比較してどうされたいかということでアラ・カワの頭の中でウレタンの組み合わせをイメージしてかたちにし、実際に腰掛けてみてさらに吟味して決定します。ここのところはAZUMAのイス張り職人としての経験でしか成り立ちません。
記事(8):腰の部分をサポートするウレタンも、張りのあるのに交換。これで姿勢がだんぜんラクになります。
アラ・カワ:座面のウレタンに対して腰部分のサポートが物足りなかったので、ウレタンを補充して腰の窪み部分にフィットするように下拵えをしました。

茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(5)
茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(5)

記事(9):選んだ布地を縫製します。立体的なウレタンを無理なくぴったりカバーするため、作業には経験が必要。
アラ・カワ:ウレタンまでを下拵えの段階としていますが、下拵えが終わると、その状態から張り地の型を取って縫製していきます。型どりと縫製ができるようになれば一人前に近づきます。
記事(10):ステープルで布地をフレームに固定していきます。表面のたるみなどができないように正確に。
アラ・カワ:張り加工は型どりがしっかりできていれば、かぶせて張り込みの作業は比較的容易に張ることができます。縫製加工のない張り加工の方が返って技能を要します。
記事(11):布地を張り替えた状態。マットにも張りが感じられ、シルエットも少し「筋肉質」になったようです。
アラ・カワ:座面ウレタンを交換したので座面が水平になりました。中身ウレタンでチップウレタンを硬めに比率も高くしたので以前よりもへたりにくくなるよう仕上げました。
記事(After):完成です。木部がシックな布地とフォルムが堂々としたせいで、デザイン的にも洗練された感じがします。
アラ・カワ:今回のように中身ウレタン交換をさせていただくと座り心地をSUさんのお好みの座り心地にすることができます。それを可能にするのはAZUMAのイス張り職人の技能とSUさんのお気持ちが通じたときです。「張り替えて新品以上に…」は張り替えは張り替えでもオーダーメイド感覚の張り替えとなったときに実現します。実際にAZUMAのイス張り職人の仕事としては張り替えでもオーダーメイドでの作業、そのものの仕事をしていることになるのです。
  文中の太字は 集英社「メイプル」10月号 P.170より抜粋(2004.9.1発売)

茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(7)
茨城県取手市SU邸|浜本工芸(濱本工芸)|ソファ 椅子張り職人の仕事(7)
カタログNO_F1042
使用した生地詳細はコチラ
UP4012?UP4015 UP4015(メーカー:サンゲツ)
織り柄/平織り/茶

加工内容
製造メーカー 浜本工芸(濱本工芸)社製
椅子種類/分類1/分類2 ソファ/木地だしタイプ / 2人掛け肘付きソファ
加工内容 張り替え / ウレタン交換 / 修理・補強
数 量 1本
生地 布地
柄/フェイス/織り 織り柄 / 平織り
生地調達方法 サンプル帳より購入
加工費 2人掛け肘付きソファ張り替え加工費
@ 132,000 円(税別 120,000 円)
その他の費用
ご依頼条件にて異なる
・布地代、ウレタン代、送料(小さな引っ越し便)
※加工費の他に上記の費用がかかりました
作業内容の詳細 ・座面ウレタン交換
・送料(小さな引っ越し便)
Before & After
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before Photo11
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after Photo12
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before Photo11
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after Photo12

職人からのひと言|井ノ上 浩二
浜本工芸(濱本工芸)社製
ソファ張り替え

3人掛け用の木枠を一体化に作り替えてしまえば、2人掛けソファと同様の工程を踏んで下拵えを進める。今回は座面の中身ウレタンを交換し硬めのウレタンでしっかりとした座り心地となった。座面のウレタンは硬めのウレタンの上に柔らかくて弾力のある仕上げ用のウレタンを重ねて接着しました。座面のウレタンを硬めにしたことで、腰掛けたときのお尻の位置が若干高くなり、ソファの腰のヤマ(凸)が腰部分を支えるのにポイントがずれているように感じたので、腰部分にもウレタンを重ねて、サポート位置をあわせた。このような加工すべては、下拵えの段階で実際に腰掛けて確認するしかないのです。

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before Photo21
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after Photo22
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before Photo21
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after Photo22

中身ウレタン交換など下拵えが終わると、いよいよ型出し、裁断、縫製…張り加工、完成となります。実際に腰掛けていただけば、張り替え前後の座り心地の差を体感していただけますが、そういうわけにも行かないのが残念です。今回は肘の外側の籐部分の張り替えはなしでそのまま再利用させていただきました。

お客様のレビュー

茨城県取手市 SU邸(個人宅)
1.張り替えの仕上がりに関するご感想

 購入したときより、全体に重みが(見た目)増したように感じます、張替えた、中古とは思えない出来上がりに満足しています。また、座ってみて沈まない硬さが心地よくて、疲れて座りなおすとゆうことがなくなりました。立ち上がる時も跳ね返ってくれるので、楽でした。外側サイドの竹の部分が壊れていたのですが、張替えに入らないだろうと思っていましたので、帰ってきて勘違いだったかな?と思ってしまい、夫に「直してくれてるよ」と言われ、改めて自然に馴染んだ感じに直されているのに、{あーうまく出来てるなー}と感心しました。

2.張り替えを注文するまでの不安

 最初に去年の秋の日経新聞だったと思います、ソファーのいつも座る部分が特にへこんで、買い換えようと思い始めて、探しているところに、どんな記事か忘れましたが、ネットで様子が見られそうだったのでクリックしたのが始まりです。早々見積もり依頼をしたのですが、お値段にチョットためらいました。分かれていましたので寄り掛かると動いてしまって、イライラしていました)ものを探していくと、行き着く先は、しっかりお高いものでした。しかも3人掛けだけ。ホームPの言葉を鵜呑みする不安より、今、目の前の品物を購入する事の方が確かと、決めかかっていたのですが、捨てるとなって、購入したいソファーと今のものが似ていて、ウレタンだけ同じものが入ったら、この家族と共に色んな場面を知っているソファーを捨てなくてすむ。寂しくなってしまったのです。
 そこで、迷って半年過ぎてしまったのですが、荒川さんの電話の声、話し方、いすに対する真摯な態度等、思い出しながら大丈夫だろうと、もう一度改めてお願いしました。すると、荒川さんの変わらない話し方と、声で お願いしても大丈夫なお店だと 直感しました。でも、後から2掛けも 加えた見積もりに、(最初は3人掛けだけのお値段でしたし、2掛けをそのままはおかしいし、捨てられないし)ひやひやでした。でも頂いた返事に、ヤホーでした。これならgo-go-でした。

3.アラ・カワの接客態度

 上記のようなわけですが、他の方も 職人さんのまじめさを感じ、ほっとするお声でした。昨今大切なことに思います。

4.その他、お気づきになられた点

 このまま永く使えたら、私の判断も正しかったと自負できるわけで、大切に使います。何かあったら相談できるし と 世界を広げた思いでいます。ちなみに、注文でソファーをこしらえた方がいらっしゃいました、私の欲しい形でもあったのですが、既製品で似たものがあるのですが作って頂いたらお値段どれくらいになったのでしょうか?もし差し障りが無かったらお教え願えますか。子供達もこれから独立していくので、購入の時は参考にさせてもらうつもりです。友達に他の所を教えられたのですが、荒川さんのところでよかったと思います。呼んで実感してもらって、お勧めします。

F1042 SU邸 2人掛け肘付きソファ(木地だしタイプ)張り替え後の写真1
F1042 SU邸 2人掛け肘付きソファ(木地だしタイプ)張り替え後の写真2
F1042 SU邸 2人掛け肘付きソファ(木地だしタイプ)張り替え後の写真3
F1042 SU邸 2人掛け肘付きソファ(木地だしタイプ)張り替え後の写真4

F1042 SU邸の皆さま大変お世話になりました。
ホームページ掲載にご快諾頂き感謝申し上げます。

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