ソファ張り替え
C399 YO邸 C399 ＹＯ邸 アンティークな２人掛けソファを心ゆくまで張り替える

カタログNO_C399

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２人掛け肘付きソファ(フォーマルタイプ)

同タイプで見積

使用した生地詳細はコチラ

T5866（メーカー：--生地メーカー--）
--柄--/--材質/フェイス--/--色--

同タイプの生地

同タイプの加工例（計1件）

２人掛け肘付きソファ(フォーマルタイプ)

同形状加工実例

加工内容

Before ＆ After

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職人からのひと言｜井ノ上 浩二
ソファ張り替え

HPをご覧いただき、２人掛け肘付きソファの張り替えの件で「お見積もりフォーム」からメールにてお問い合わせいただきました。１年半ほど前に張り替えたソファだそうですが、愛猫の爪研ぎにあってしまい、破けてしまった部分も出てきたために、張り替えをご検討になったそうです。ソファを拝見したときに左右の肘の傾斜が違っていることに気が付きました。希に見かけることのある左右対称でないソファです。しかし、これは、向かって右肘は外に傾斜しており、左肘は直角に立ち上がっています。きっと、右肘では頭をもたれたりすることが可能なのでしょう。ＹＯ邸のソファは鼓バネを用いたソファなのでバネの吊り直しをしなければなりません。鼓バネを用いた２人掛け肘付きソファの張り替え加工費は90,000円。この他に布地代と引取・納品台がかかります。
　

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ＹＯ邸のソファは一度張り替え経験があるとお聞きしておりましたが、ＹＯさんはそのときの仕上がりがどうも気に入っていなかったらしく、いくつかのご要望がありました。ご要望はある方が仕事がスピーディーに進むケースも良くあることです。また、できることはできる、できないことはできないとほとんどの場合、その場でアラ・カワが判断できますので、お気軽にご相談ください。ＹＯさんも張り替えの経験があったからこそ、ご要望がまとまっていたのかと思います。さて、そのご要望とは、肘と背裏の部分に鋲が使用されていましたが、この鋲の間隔が不揃いで気になるとのことでした。特に、ともえ（肘の部分）の鋲は一度直してもらったようですが、、木部の形状が問題で等間隔にはできないと言われたようです。となれば、それを可能にしようと知恵を絞るのが”AZUMAのイス張り職人”ですので、考えた結果、以前は、１枚の布地を織り込んで巴の形を作り鋲を打っていましたが、あらかじめ、ともえの形状で型を起こして、薄目の板にウレタンを貼り、布地を張ったものを本体に固定し、鋲は完全に飾り鋲として最後に打ち付けました。このような方法であれば鋲を打つ場所は限定されないので、一定間隔に打ち付けていくことができます。もう一つは、猫が布地をひっかいてしまうということでしたので、以前から定評のあるモケット地をお勧めしました。

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背もたれの裏側から見たところです。と言っても、背表の加工を裏側から写したものです。張り替え前は縦に２本のテープしか見あたりませんが縦４本、横３本と本数を増やして、背もたれにかかる荷重にしっかりと耐えられるように補強します。”AZUMAのイス張り職人”の仕事としては通常の仕事です。

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座面の鼓バネの写真です。上から見たところですが、以前はバネとバネをバネ糸固定しておらず、この上に被せる「かぶせ」に絡げてあるだけでした。それは、”AZUMAのイス張り職人”にとってあまりにもショッキングな加工となっていましたので、本来、鼓バネの吊り直しはなしということでしたが、せっかく張り替えてもすぐに座面が暴れてくることが予想できたため、気持ちよく、鼓バネの吊り直しの加工を施して納品させていただくことにしました。その方が間違いなく良い状態で長く使用できますからね。結局、私たちは職人なのだなぁとつくづく感じる瞬間です。その後、ウレタン等の下ごしらえをして、布地を張り上げ、完成となります。納品は日曜日がご希望だったため、東京都内でしたが、クロネコ小さな引っ越し便でお届けいたしました。