カタログNO_C293
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-04-08 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 4日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-04-12 |
納品場所 | 埼玉県川越市 川越東武ホテル(ホテル) | ||
納品住所 | 埼玉県川越市 | ||
ご注文回数 | 5 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/肘付き / 背肘一体張り |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 5本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | 幾何・抽象模様 / ジャガード |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 肘つきダイニングチェア張り替え加工費 @ 33,000 円(税別 30,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面ウレタン補充 |
Before & After
ダイニングチェア張り替え
HPをご覧いただきお見積りフォームからアームチェア張り替えの件でメールにてお問い合わせ頂きました。お電話にて連絡差し上げ、簡単にお見積もりさせて頂きました。何社かに見積もり依頼をされたとお聞きしましたが、結果的に張り替えのご依頼をいただけることになりました。詳しく聞くとホテル内のBARカウンターのアームチェアだそうです。飲食店などで使用されるイスはどうしても傷みが早く出てきてしまいますので、張り替えや買い換えの時期も早いものです。今回、買い換えではなく、張り替えをご決断頂いたKホテルの皆さんありがとうございます。アームチェアの張り替え加工費は1脚 20,000円。休業日なしという中で、4日間お預かりして張り替え作業をさせて頂きました。
ホテル内のバーカウンターの椅子で部分的にすり切れそうになっている部分も目だってき始めていました。もともと張られていた布地よりも張り替えさせていただいた布地の方が厚手で織りも細かく丈夫かと思いましたので、この布地をおすすめいたしました。また、背もたれをもって椅子を出し引きすると、背もたれが外れやすい構造になっており、背もたれ丈夫が外れてしまっているものありました。それが張り替えのきっかけになったのかもしれません。
今回の張り替えでは、中身ウレタンの交換はなしというお見積もりでしたが、座面、背もたれはウレタンや化繊綿を補充し、肘、肘裏、背裏はウレタンを交換させていただきました。やはり、椅子の布地を剥がしてみると、想像以上にウレタンがぼろぼろになっていたりするので当初の予定通りに中身ウレタンをいじらずに布地を張って仕上げてしまうことが”AZUMAのイス張り職人”にはできないのです。自分の仕事に満足しながら仕事を進めていくことが”AZUMAのイス張り職人”として親方にたたき込まれたことでもあります。
肘、肘裏、背裏の仕上げ方法は、5mm幅の溝の掘ってある木枠の溝の内側ギリギリに下張り用の布地やウレタンを張り、布地を溝の内側に打ち込んでいきます。最後に、溝の幅のパイピングに布地を巻いて縫製したものをその溝の中に接着剤と一緒にたたき込んでいきます。この様にして1週パイピングを溝にたたきこんでいきます。接着剤が乾いて固まれば、完成となり、椅子として使用できるようになります。納品当日は、バーのバーテンダーさんやご担当の方々に張り替えの仕上がりを喜んでいただきました。