SHIRAKAWA(シラカワ)社製
カタログNO_C251
ダイニングチェア 座面(縫製なし)
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | 宅急便 | 引取日 | 2002-01-29 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 4日間 |
納品方法 | 宅急便 | 納品日 | 2002-02-02 |
納品場所 | 東京都北区 HO邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都北区 | ||
ご注文回数 | 1 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
製造メーカー | SHIRAKAWA(シラカワ)社製 |
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椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 縫製なし |
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / 人工スエード |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | ダイニングチェア座面の張り替え加工費 @ 6,600 円(税別 6,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(宅急便代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面ウレタン交換 |
Before & After
HPをご覧いただきお見積りフォームからダイニングチェア座面(1脚分)の張り替えの件でメールにてお問い合わせいただきました。メールとお電話でやりとりをさせていただき、4脚ある内の1脚分の座面を取り外して送ってくださることになりました。他の3脚との兼ね合いもあることから、張り替える布地は現状のものに最も近い布地ということになりました。しかし、もともとが「東レ」社製のエクセーヌというバックスキン調の布地で張られていたために、エクセーヌでもっとも色味の近いものを選ばせていただきました。じつは、現状のものと全く同じというものはほとんど見つからない場合が多いものです。ダイニングチェア座面の張り替え加工費は1脚 5,000円。中身のウレタンは交換します。その他に布地代がかかります。
このダイニングチェアの座面は”SHIRAKAWA”社製か”KASHIWA”社製のダイニングチェアだと思います。布地の破け方を見ても”エクセーヌ”かそれに近い布地だったように思います。合計4脚お持ちで、さらに背もたれ部分も共布(同じ布)で張ってあるということから、現状の布地になるべく近い布地で張り替えるということは、必要条件になりました。だいたいお電話でうかがった感じでダイニングチェアの布地の察しがついていましたので、HOさんに「きっと布地はエクセーヌだと思いますので布地代が多少高額になってしまいます」と説明させていただきました。「色については全く同じ色というものはきっとないでしょう」とあらかじめお話しさせていただいておりましたが、やはりありませんでした。最も近いと思われる色をアラ・カワが選んで張り替えさせていただきました。
座面の中身ウレタンに関しては、他のダイニングチェアとの絡みがあるので、極端に厚みや見た目を変えることができませんが、せっかくなので許容範囲で硬めのしっかりとしたウレタンを使用して、座面の下ごしらえをいたしました。ウレタンは2重構造にしました。硬めのウレタンを座板にノリ付けし、その上に柔らかく弾力のある仕上げようのウレタンを重ねてノリ付けしました。このとき、仕上げようのウレタンは脇までくるむように座板を包み込みます。これは側面に柔らかみを出すだけでなく、座板の側面と底面の角の部分にウレタンを回すことで、結果的に布地を張ったとき、布地と座板の角が直接触れることを裂けるためです。布地と木部が直接重なると、木の角で擦れてそこから破けてしまうことを防いでくれます。細部まで気を配った作業を”AZUMAの椅子張り替え”では親方の指導の元、行っております。