ソファ修理・補強
カタログNO_C241
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 問合わせフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-01-19 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 7日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-01-26 |
納品場所 | 東京都江戸川区 SA邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都江戸川区 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/モダンタイプ / 2人掛け肘付きソファ |
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加工内容 | 修理・補強 |
数 量 | 1本 |
加工費 | 2人掛け肘付きソファの解れ修理&補強の加工費 @ 132,000 円(税別 120,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
送料(引取・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 座面の縫製部分が切れたため一度はがして縫製し直し張り直し |
Before & After
ソファ修理・補強
HPをご覧いただきお見積りフォームから革張り2人掛けソファの糸の解れ修理の件でメール+写真にてお問い合わせいただきました。はじめから写真を添付していただいていたので話がソファの形状と状況がはっきりと把握でき、お見積もりが容易にできました。解れ箇所としては、小さくても一度剥がさなければ、ミシンをかけられないためかなりの手間を要します。また、”AZUMAのイス張り替え”では、再度同じ状況にならないように補強の加工も施します。革張りソファの解れ修理&補強の加工費は30,000円。その他に送料がかかります。
革張りの2人掛け肘付きソファ座面の縫製部分が糸の解れを起こしているとのことで、写真をメールに添付してくださったおかげで、ソファの形状が良く分かりました。糸の解れとは以外に簡単な修理かと思われがちですが、じつはその通り確かに修理自体は容易なのです。しかし、修理するには革をソファ本体から剥がさなければなりません。SAさんのソファはすべて1枚のカバーの様に1体に縫い込んであるためにすべて剥がし、解れている箇所を縫い直します。縫製の方法については下段に記します。縫製が完了しましたら、ソファに革を張っていきます。つまり、縫製の糸の解れというのは張り直し+縫製修理ということになりますので手間のかかる仕事になってしまいます。
”AZUMAの椅子張り替え”では、縫製(ダブルステッチ)する際に、革の下側に補強として1枚布地を当てて一緒に縫い込んであげます。これが何の補強になるかというと、通常、ダブルステッチをかける場合の手順としては、最初に2枚の革を縫い合わせます。その時に縫い代は1cmで縫います。その縫い代を両側に開いて最初に縫製かけた部分を中心に表から両側を縫っていきます。これでダブルステッチの出来上がりです。ここでダブルステッチの落とし穴があります。ダブルステッチは縫い代を開いて縫うので2枚の革同士を縫い合わせているのは最初に縫った糸だけということになります。しかし、ダブルステッチの際に裏に当てぬのをあてがい一緒に縫い込んでいくとあて布と2枚のそれぞれの革とを間接的に縫い合わせてくれるのです。あて布を1枚入れるだけで縫製強度が何倍にも増しますので力のかかる座面でも安心してご使用いただけます。