カタログNO_C234
3人掛け肘なしソファ(スタンダードタイプ)
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2002-01-12 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 14日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2002-01-26 |
納品場所 | 東京都杉並区 SA邸() | ||
納品住所 | 東京都杉並区 | ||
ご注文回数 | 2 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
商品名(シリーズ名) | Tofu sofa(トーフソファ) |
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椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/スタンダードタイプ / 3人掛け肘なしソファ |
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 合成皮革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ソフトレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 3人掛け肘なしソファ張り替え加工費 @ 132,000 円(税別 120,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
合成皮革代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
Before & After
HPをご覧いただきお見積りフォームから3人掛けソファ張り替えの件でメールにてご連絡いただきました。最初のお見積もりの際にソファメーカーのURLをご記入いただいていたのでソファの形状を把握してお見積もりさせていただけました。ちょうど他のお客様でSAさんのすぐご近所の方がいらしたので、せっかくなので合成皮革をご覧いただきました。3人掛けソファの張り替え加工費は60,000円。中身ウレタンの交換は必要ありませんでした。この他に合成皮革代と送料がかかります。年末に正式に張り替えをご依頼いただき、年が明けてから張り替えに移らせていただきました。
「tofu sofa」と呼ばれているそうです。「豆腐」ですね。何となく分かる気がします。そんな「tofu sofa」を張り替えさせていただきました。ご使用になられて6年ほど経っているそうですが、中身ウレタンの劣化等はほとんど見られませんでした。表の張り地を交換する張り替え加工ですみそうでした。残念ながら、オリジナルのレザーは硬化してしまい、力のかかる部分がひび割れ、裂けてきてしまった状態になっている増した。
最初に張ってあったビニールレザーは私たちは「塩ビ(えんび)」と読んでいるものでした。「塩ビ」とは「塩化ビニル」のことで、ビニールレザーのひとつです。ビニールレザーには大きく分けて「塩化ビニル」と「合成皮革」がありますが、塩化ビニルは、ビニールレザーの表面に表面に、防汚加工、吸湿性、放湿性、難燃性などいろいろな機能を付加させることができますが、硬化といって堅くなる性質があるため、張り替えの間隔は短くなります。一般的には商業用に用いられるケースが高いようです。合成皮革は、硬化やひび割れの現象になりづらく、触りや表面が本革に近いものが増えてきました。
今回、SAさんにお選びいただいた張り地は、硬化しにくい合成皮革でした。触った感じで表現すれば、しっとり感、ビニールレザーの厚み感が断然に良くなり、見た目も革に近づきます。張り地のことばかり言ってしまいましたが、”AZUMAのイス張り職人”は張り地やソファの形状などの特徴を活かした最良の張り方を常に考える引き出しを持ち、それを選んで使う手を持っていますので、張り地が変われば、その張り地にあった加工の仕方を説明させていただきます。複雑な形の椅子もシンプルな形の椅子も、”AZUMAのイス張り職人”にとっての基本的な考え方は変わりません。”張り替え後も安心して、良い状態で、長く使っていただきたい”。そのために「張り替えて新品以上に...」のコンセプトを常に念頭に置いて仕事をしています。