カタログNO_B173
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
---|---|---|---|
引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-10-11 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 19日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-10-30 |
納品場所 | 東京都練馬区 HI邸(個人宅) | ||
納品住所 | 東京都練馬区 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/カバーリング / 1人掛け肘付きソファ |
---|---|
加工内容 | カバーリング |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / 平織り |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | 安楽イスのカバー制作費 @ 88,000 円(税別 80,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 雑誌に掲載されている写真を見本に型を取りカバー製作 |
Before & After
ソファカバーリング
HPをご覧いただきお見積りフォームから革張り1人掛け肘付きソファ(安楽イス)へのカバーリングのお問い合わせを頂きました。カバー製作には張り替えと同じだけの手間がかかることを説明させていただき、ご理解いただいた上で、うかがわせていただくことになりました。カバーを製作するためにはソファを一度引き上げさせていただき、そのソファからそれぞれの型を出していかなければなりません。そのために、HI邸にうかがい、カバーの形を決め、およその布地を決め、お見積もりさせていただきました。安楽イスのカバー制作費は40,000円。”AZUMAのイス張り職人”の手がけるカバーは、ひとつひとつ型を取って縫製していきますので、張り替えと同様の手間がかかります。この他に布地代と送料がかかります。
カバーリング
HIさん曰く、「50年以上前のソファらしい」とのことでした。USEDで購入されたそのソファをカバーリングタイプにしたいと思われたのは、HIさんがお持ちの海外のインテリア雑誌に掲載されているソファのカバーリングの写真がきっかけでした。
HIさんのイメージ通りに仕上がってきたとおっしゃっていただきました。じつは、あらかじめHIさんがお持ちになっていた海外のインテリア雑誌のあるページに、気になるカバーの写真が載ってたということで、そのエージをデジタルカメラで撮らせていただき、参考にしました。しかし、ひとつひとつ型を起こしていかなければなりませんので、これはイス張り職人にしか出来ない仕事でもあります。袴(裾の脚隠し)はHIさんのご希望通り付けさせていただきました。
座面クッションがキーポイント
座面が取り外せるクッションであったことが幸いでした。というのは、本体にカバーをかけたあと、座面のクッションを置くことで本体のカバーを押さえてくれるので型くずれしにくくなるからです。座面がクッションでない場合は、腰掛けたときにお尻が前にずれるときに、カバーまで一緒にずれてしまいますので型くずれしてしまうことが多いのです。
カバ?の大きなメリットとして”洗えるもの”と考えられがちですが、じつはそれほど洗っていただきたくないのが正直な気持ちです。洗えば洗うほど縮んでカバーとして被せられなくなる場合が多いからです。さて、”AZUMAの椅子張り職人”が製作するカバーとは、張り替えと同様、型をきっちりと出して、いきますので手間はかかりますが、その分、納まりがきれいです。しかし、縮むと被せにくいのです。そこで今回キャンパス地に行った加工は、布地に防縮加工をかけるということでした。防縮加工はあらかじめ縮まるだろうところまで布地の段階で縮めてしまうという加工で、今後ドライクリーニングなど出されても縮み率は低くなりますので、万が一洗われたときも幾分か安心できます。”AZUMAのイス張り職人”は、技能にはもちろんのこと材料などに関しても、豊富な知識がありますので、お任せいただけましたらよりよいものに出来ると思います。
ReChair椅子張り職人の仕事
●ソファのカバーリング 見本とできあがり●
HIさんのご希望は、HIさんがお持ちの海外インテリア雑誌の1ページにございました(写真左)。そのページをデジタルカメラに納め、その写真を元に、HIさんのソファに合う様に型を起こしていきました。そして出来上がりが右の写真です。ソファが見本のソファよりも各部の厚みがあるために、多少の違いはありますが、HIさんには「イメージ通り」だと、喜んでいただきました。これはHI邸で撮影させていただきました。
お客様のレビュー
東京都練馬区 HI邸(個人宅)
1.張り替えの仕上がりに関するご感想
此の度はありがとうございました。まず時間が経つごとに愛着の度合いが深まっていることをご報告しておきます。
今回のソファカバーの依頼に際してましては、海外のインテリア誌に載っているのと同じ物じゃなきゃいやだ!などというような相談に真摯に乗っていただき感謝しています。出来あがりを見て、その再現力や実に丁寧な作りに驚いたと同時に、一点ものを得た充実感といえばいいのか、決して既製品にはないオーダーメイドの良さを知りました。いいものですね。