カタログNO_B127
ベルサイユ(ベルサイユシリーズ)
コーナーソファセット(木地だしタイプ)
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-06-07 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 82日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-08-28 |
納品場所 | 東京都台東区 NA邸() | ||
納品住所 | 東京都台東区 | ||
ご注文回数 | 2 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
製造メーカー | maruni(マルニ)社製 |
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商品名(シリーズ名) | ベルサイユ(ベルサイユシリーズ) |
椅子種類/分類1/分類2 | ソファ/木地だしタイプ / コーナーソファセット |
加工内容 | 張り替え / 塗り替え |
数 量 | 1セット |
生地 | 布地 |
柄/フェイス/織り | プレーン / 平織り |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
加工費 | コーナーソファセットの張り替え加工費 @ 297,000 円(税別 270,000 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
布地代、ウレタン代、送料(引き取り・納品代) ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | 1人掛け肘付きソファx1本、1人掛け片肘付きソファx2本 1人掛け肘なしソファx1本、コーナーソファx1本 ・座面ウレタン交換、背もたれクッションのウレタン交換 |
Before & After
HPを前々からご覧いただいていたそうです。そして、張り替えをご決断いただきお電話にてご連絡をいただきました。大きくゆったりとしたコーナーソファセットで20年以上ご両親がお使いになり、NAさんが受け継がれ、張り替えてご使用になられるそうです。。長年使われていますので座面や背もたれクッションの中身ウレタンを”AZUMAのイス張り職人”が吟味いたしまして交換させていただきます。座面と肘にボタンがたくさん付いておりますが、今度はボタンをなしにして張り替えさせていただきます。コーナーソファセットの張り替え加工費は248,000円。
コーナーソファセット
片肘つきが2本、コーナー、肘なし、安楽椅子がそれぞれ1本のセットです。今回は張り替えと木部の塗り替えまでのリフォームを行わせていただきました。私たち”AZUMAのイス張り替え”では張り替えも、新規のオーダーメイドも一度ソファの木枠の状態にして一から”AZUMAのイス張り職人”がソファの完成までを手掛けさせてもらいますので、木枠さえしっかりとしていればソファは張り替えて新品以上に仕上げることが可能です。
それなりに広い工場でもソファを並べて写真を撮ることが困難なほど大きなコーナーソファセットです。これだけ大きな体積のソファが張り替え後にリビングに戻ったときにはお部屋のイメージまで変わるかもしれません。それだけの存在感をこのソファは持ち合わせています。
腰掛けるためのコーナー
アラ・カワが珍しいと思ったのはコーナーのソファです。通常コーナーは形がら人が腰掛けることが出来ないものがほとんどですが、NAさんの椅子の場合は、腰掛けるためのイスになっております。そのためサイズが大きくなるため背もたれ部分が3人掛けと同じサイズとなります。
座面や肘の部分に装飾的な飾りボタンが付いておりますが、今度はNAさんのご希望でボタンを無しということで張り替えさせていただきます。通常はボタンの凹み座面ウレタンにが残るのでこの方法は凹凸が残る場合がございます。この方法は座面のウレタンの交換をさせていただくことで可能になります。
「安楽椅子」私たちの間ではそう呼んでおります。文字通り「安らぎ楽しむための椅子」です。私たち”AZUMAのイス張り替え”ではこの「安らぎ楽しむ」=「リラックス」=「長時間腰掛けていても疲れにくい」と考え、中身のウレタン作りをしております。座り心地とは見てくれではなく、中身ウレタンや構造などの見えない部分にどれだけ、材料や中身ウレタンを吟味し、手間を惜しまずに”AZUMAのイス張り職人”として自信を持って仕事が出来るかということになります。そのようにして仕上がった「安楽椅子」は”AZUMAのイス張り職人”の考える文字通りの「安楽椅子」にさせていただきました。
このコーナーの特徴は先に記述させていただきましたので、今回は座面などについているボタンについて書かせていただきたいと思います。まず、ボタンの付いているほとんどの椅子の場合、ボタンは構造的なものではなく、装飾的な意味合いを持ちます。ですから、張り替えの際にボタンをなくしてしまうことも出来ます。しかし、張り替えの場合中身ウレタンを交換する場合は良いのですが、ウレタンをそのまま使う際にはもともとボタンで押さえられてへこんでしまっているウレタンのへこんだ部分にウレタンや綿などを補充しながら手を加えていかなければなりません。NA邸の場合には中身ウレタンを交換させていただきましたから何の問題もなく張り替え前とは違ったフェイスに仕上げられました。
塗装の塗り替えまでさせていただくことは希といえば希なことです。張り替えだけでも新品購入と比較すると同じくらいになってしまうケースも少なくないので、それに加え塗り替えまでとなると「新品購入の方が安い」となるケースの方が多くなってしまうのです。それでもNAさんには塗り替えに踏み切っていただきました。塗り替えは張り替えと同時にしか出来ないケースの方が多いのでこの機会に踏み切っていただくと見た目では「まさに新品!」となります。ここで新品と違うのはずばり「座り心地」。お客様と相談して使い手のために”AZUMAのイス張り職人”が中身ウレタンを吟味して組み合わせて作り上げているのです。「長時間腰掛けていて疲れにくい椅子」そんなソファを心がけて仕事させていただきました。