パーソナルチェア張り替え
カタログNO_B126
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-08-06 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 14日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-08-20 |
納品場所 | 埼玉県さいたま市 MI邸() | ||
納品住所 | 埼玉県さいたま市 | ||
ご注文回数 | 初回 |
加工内容
椅子種類/分類1 | パーソナルチェア/1人掛け用小椅子 |
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加工内容 | 張り替え |
数 量 | 1本 |
生地 | 革 |
柄/フェイス/織り | プレーン / ビニールレザー |
生地調達方法 | サンプル帳より購入 |
費用 ご依頼条件にて異なる |
張り替え加工費、革代、送料(引き取り・納品代) ※部分的な加工の場合はその都度見積もりとなります。 |
作業内容の詳細 | 座面の籐を革へ張り替え、脚立の踏み面部分の張り替え |
Before & After
パーソナルチェア張り替え
HPをご覧いただき直接お電話にて「パソコンをする時の椅子を1脚張り替えたい」というお問い合わせをいただきました。電話を取ったのは親方の井ノ上ですが、そのときのお話の中で「背を起こすと階段になるんです」とおっしゃられたそうです。「階段?」アラ・カワは初めて耳にしました。「椅子が階段になる」それは、お見積もりにうかがった時にはっきりとしました。「なるほど、こういった風に階段になるんだ」椅子を見させていただいて納得と同時に感心しました。本当にいろいろなことを考える人がいるもんですね。実は座面は籐で張ってありましたが、MIさんのご希望で革張りに張り替えさせていただくことになりました。座の表面裏面、階段の各ステップの部分を革で張り替えさせていただく張り替え加工費は10,000円。
座面 籐の破れ
座面は籐で張られており、長期間のご使用によって、座面後方の籐が破けてきてしまいました。張り替えを期に今回は籐で張られた座面を革で張り替えかえ、さらに階段になる部分には現在ビニールレザーが貼られていますが、座面と同じ革で貼って欲しいとのことでご依頼をいただきました。
現在張ってある籐の部分を布や革、合成皮革に張り替えるには椅子本体の木枠によって可能な場合と不可能な場合があります。MIさんの椅子の場合はたまたま可能でしたが、その工法は限られてしまいました。(ただ被せるだけの仕事であればどんな椅子でも可能です。)椅子として人が腰掛けて十分に機能するようにしなければならないからです。MIさんのアームチェアにはゴムシートを入れて打ち付けて止める木枠が十分にあったのでこの工法が可能となりました。
椅子?階段?
大変珍しいアームチェアで背もたれを前に倒すと4段の階段になるのです。これには私もびっくりしました。普段椅子としてお使いになる場合はドアのようにきちんとロックができるのです。しかも驚くことに今ついているロックはMIさんご本人がつけられたそうです。
階段のステップの部分も革で貼りたいというMIさんのご希望にも応えることができました。また、階段としてひっくり返した時に座面の裏側が素材が違うとおかしいのでここも革張りにしてほしいとのご要望にもお応えすることができました。座面も革張りにさせていただきましたので、MIさんご愛用の椅子としてまた長期間ご使用いただければ”AZUMAのイス張り職人”として嬉しいことですね。