カタログNO_B097
| きっかけ | HPより | 当社への連絡 | 見積もりフォーム |
|---|---|---|---|
| 引取方法 | 宅急便 | 引取日 | 2001-06-26 |
| 依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 8日間 |
| 納品方法 | 宅急便 | 納品日 | 2001-07-04 |
| 納品場所 | 大阪府吹田市 NA邸（個人宅） | ||
| 納品住所 | 大阪府吹田市 | ||
| ご注文回数 | 初回 | ||
加工内容
| 椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/座面 / 縫製なし |
|---|---|
| 加工内容 | 張り替え |
| 数 量 | １本 |
| 生地 | 布地 |
| 柄/フェイス/織り | プレーン / モケット |
| 生地調達方法 | 在庫張り地使用 |
| 加工費 | ダイニングチェア座面の張り替え加工費 @ 6,600 円（税別 6,000 円） |
| その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
送料（宅急便代） ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
| 作業内容の詳細 | ウレタン交換 |
Before ＆ After
ダイニングチェア張り替え
HPをご覧いただきメールにてダイニングチェア座面の張り替えのお問い合わせをいただきました。最初のメールに座面の写真が添付されておりましたのでお見積もりするのに助かりました。その後、イスの本数をたずねると1本のみということでしたが、我々”ＡＺＵＭＡのイス張り職人”にとっては数は多いに越したことはありませんが、1本でも使われる方にとっては大切なイスであることをよく理解しているつもりです。HPからのお問い合わせですからダイニングチェアの座面の張り替え加工費は5,000円でお見積もり差し上げました。しかし、イスのお写真を見せていただきましたが、木枠の内側にはめ込まれるタイプの座面のようでしたので、座枠を木枠にはめ込んだ場合に四方に平均してどれぐらいの隙間が空くのかをメールでお聞きしました。
これはＮＡさんに送っていただいた写真です。左は一番初めに添付していただいた写真です。座枠がすでにあらわになっております。そして、右の写真が張り替え完了後に出荷して、ＮＡさんに取り付け後の写真を無理いって添付していただきました。しかし、我ながらしっかりと納まっていますね。
ダイニングチェアの座
驚いたことにすでに座面の布地や中のゴムテープまでもが取り外されておりました。張り替え加工の際に抜いた跡を見てみるとどうやら五分釘で打たれていたようで、ＮＡさんがご自分で抜かれたとしたらきっと大変な思いをして抜かれたんだろうと思います。
ReChair椅子張り職人の仕事
下ごしらえ
座枠にウェービングテープを張り、その上に固めのウレタンであるチップウレタンをつけます。このときメールでお聞きした四方の隙間の分だけ大きく切って座枠につけます。そうすることによって上から見た場合の隙間が目立たなくなります。今回は厚手のモケット地を用いることから調節してウレタンの大きさを決めます。
送られてきた座枠にウェービングテープを縦横に引っ張って打ち付けます。引っ張りすぎてもだめ、引っ張りが足らなくてもだめ、ちょうど良い具合に張り込んでいきます。
その上に布地を張った後、座枠よりも隙間の分だけ大きく切ったチップウレタンを張り付けます。木枠よりも大きく切るのは隙間を埋めなることと、もうひとつ理由があります。座面木枠の角面に直接布地があたることがないように、角面よりも大きく切っています。細かいことですが、ちょっとした作業で１，２年は布地が持つかもしれません。
チップウレタンの上にそれより少し大きめに触りがよく弾力のある仕上げのウレタンを切ってつけます。引っ張りすぎず、緩すぎず、良い加減で張り地を張っていきます。
裏側に底張りをして仕上げます。最後に”ＡＺＵＭＡのイス張り替え”シールを貼らせていただきました。これで次回の張り替えの際も思い出していただけると思います。張り上がった座面を宅急便でお送りし、座面をダイニングチェアに取り付けていただき完成となります。
お客様のレビュー
大阪府吹田市 NA邸(個人宅)
１．張り替えの仕上がりに関するご感想
「素晴らしい」の一言！
座りごこちも抜群ですね。お気に入りの椅子なので、嬉しさでいっぱいです。ありがとうございました。
２．張り替えを注文するまでの不安
不安はありませんでした。
３．アラ・カワの接客態度
今回はメールのみのやりとりでしたが、とても丁寧な対応で、また、こまめに進捗状況をお知らせいただきましたので、一切不満はありません。