KOSUGA(コスガ)社製
カタログNO_B071
7251LDC
背付きダイニングチェア(背籐張り)
きっかけ | HPより | 当社への連絡 | お電話 |
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引取方法 | お引き取り | 引取日 | 2001-05-01 |
依頼加工内容 | 工房での作業 | お預かり期間 | 15日間 |
納品方法 | 納品 | 納品日 | 2001-05-16 |
納品場所 | 埼玉県入間市 OD邸(個人宅) | ||
納品住所 | 埼玉県入間市 | ||
ご注文回数 | 2 回|お客様リピート実例へ |
加工内容
製造メーカー | KOSUGA(コスガ)社製 |
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商品名(シリーズ名) | 7251LDC |
椅子種類/分類1/分類2 | ダイニングチェア/背付き / 背籐張り |
加工内容 | 張り替え |
数 量 | 4本 |
生地1/生地2 | 布地 / 籐 |
柄/フェイス/織り | リーブ(葉)柄 / ジャガード |
生地調達方法 | 在庫張り地使用 |
加工費 | ダイニングチェア背籐と座面(縫製なし)張り替え加工費 @ 24,750 円(税別 22,500 円) |
その他の費用 ご依頼条件にて異なる |
座面板交換代、引き取り・納品代 ※加工費の他に上記の費用がかかりました |
作業内容の詳細 | ・背もたれは籐で張り替え(4本中1本のみ) ・座面は座面板を交換して在庫布地で張り替え |
Before & After
HPをご覧いただきダイニングチェアの背もたれ籐の張り替えの件で直接お電話いただきました。お近くということもありすぐにお引取にうかがうことにしました。背もたれの籐が破けていた椅子は1脚とうことでしたが、座板が割れれている椅子もありましたので座板を交換し、座面の張り替え4脚も一緒にさせていただけることとなりました。
お見積もり
・ダイニングチェアの背もたれの籐張り替えは1脚 10,000円。
・ダイニングチェアの座面の張り替えは1脚 5,000円。これには中身ウレタンの交換を含みます。
・また、座板が割れていたものが2枚ありましたので座板の交換が1枚 1,000円。
背もたれが籐で張ってある椅子
背もたれが籐で張ってある椅子の張り替えも可能です。安価に張り替え可能な籐の種類のことは下記に記しますのでご覧ください。残念なことに座面の板が割れているものがありましたので交換することにいたしました。張り替え完了後は座板が割れないような工夫もしました。長年ご使用いただいている椅子はどこかしらのぐらつきなどがでてきているものです。張り替えの際に木部のメンテナンスすることで椅子の寿命がかなり延びることでしょう。
背もたれの籐と座面の張り替え
背もたれの籐の部分の写真(左)です。籐も破けてしまったり塗装の塗膜が剥がれてきてしまったり、使い込んでいくうちに消耗していきます。その際に張り替えということをご存知であれば張り替えて、またお使いになれます。座面の張り替え(写真:右)に関しても同じです。汚れたら張り替える。ご自分でもできますが、中身ウレタンがへたってしまった時には私達”AZUMAのイス張り職人”までお問い合わせください。
背の籐の張り替え
背もたれが籐で張ってある椅子の張り替えも可能です。比較的安価に張り替えが可能な張り方は張ってある籐の縁に4mmほどの籐が1週回っているタイプのものです。これは4mmほどの籐の部分に溝が彫ってあって、その部分に背もたれの籐を打ち付けて、余分な部分を切り、4mmほどの籐を溝に埋め込んで仕上げる方法をとているタイプのものです。この他に背の籐の縁に溝がなく、1本1本が通るような穴が開いていて、その穴に籐を通して編みこんでいく方法とがあります。
張り替え完了
ダイニングチェア4脚の座面の張り替えと、うち1脚の背もたれ籐の部分の張り替えを施工させていただきました。座面は中身ウレタンを固めにし、交換たしましたので座った感じが少々ぺったっとしますが、食事をとるという作業性の高い目的の椅子ですので固めの座面の方が適していると考えられます。
ReChair椅子張り職人の仕事
木部のメンテナンス
肘が付いている椅子でしたのでぐらつき度合いが随分と抑えられているはずですが、やはりぐらつきが発見されました。このままではこれが原因で後数年でいろいろな部分にぐらつきがでてくると考えられましたのでメンテナンスの意味も含めまして再度ノリを入れて締め付けて固定しました。これによって椅子の寿命がかなり延びると思います。”AZUMAのイス張り替え”は同業他社の価格より少々高額の場合もありますが張り替えだけではない部分にまで気を配っております。
座板の交換
ODさんからは最初にお電話でもうかがっていたのですが残念なことに座面の板が割れてしまったようです。お電話でうかがっていたときには”薄い座板を使っていたのだろうな”と思っておりましたが、実際には平均的なものよりも厚い15mmの板を使用してありました。4脚中2脚分の板が割れていた関係上他の2脚分との厚みの兼ね合いもありましたので、同じ厚みの板を交換いたしました。しかし、割れてしまった原因を追求し、以下の<補強>のように当て木を入れることで対応いたしました。
補強
座面の板が割れてしまった訳、それを考えました。それは椅子の木枠にあり、座板を支えている部分が、前台輪、と両側の3方だけで後ろの部分を支えるものがない為に座板が反って割れてしまったのでしょう。そこで考えられる補強方法は支えを作ってあげることです。背もたれの籐が張ってある以上、籐の張り替えを想定すると完全に固定するわけにはいきません。そこで必要な時に取り外せるように木ネジで固定してあげることにしました。これで15mmの座板を使用しているのであれば、今回のように割れしまうことはありません。